こんにちは。まだしばらくブログを放置しておりました弘一郎です。
「なろう小説」読んでしまうと、時間が大幅に取られることに気づきました。(気づくのが遅い)
せっかくなので、最近読んでいた「レベル999の村人」の感想を軽く書いていきたいと思います。
ちなみにネタバレありありです。
内容知りたく無い方は、とりあえず読んでみて。熱い少年漫画が好きな人なら外れないかな。
それではどうぞ!
「レベル999の村人」のあらすじ(ネタバレあり)
内容ざっくり言うと、
レベル999の村人が主人公。
どの職業よりもレベルが上がりにくく、最弱の職業である主人公が、そのレベルに到達した事に皆びっくり。→
しかし、主人公はレベル999に上げあげる過程の中で、この世界のシステムそのものに疑問を持ち始める。→
人間が魔族を嫌い、魔王倒すのを目標にしているのが当たり前の世界。
主人公は父親をモンスター、母親を人間に殺されており、常に悩みながら人間と魔族の共存する道を探していく。→
その過程で、魔族の娘アリス(明るい可愛い、主人公大好き)、勇者レックス(チクビボーイ、熱血)、魔法使いパルナ(巨乳、ツンデレ)、王女で賢者のクルル(真面目、アリスのライバル)、魔族のメノウ(美男、堅物、魔王の側近)と出会い、敵も巻き込んで味方にしていく。→
結果的に世界のシステム管理者である王と戦い、希望(主人公の成長する強さ)を見せたことで、魔族と人間と魔族を和解させる事に成功する。
しかし、この和解も期限付きの一時的なもので、元凶である「強い人間をひたすら排出していくシステム世界のシステム」を壊すため、世界の頂点であり、管理者でもある「ダークドラゴン」に会いに行く。→
そこで「魔王を倒す」もしくは「10,000ゴールドを貯めて、あるアイテムを買う」のどちらかを達成すると「次のステージ」へと飛ばされることを知り、主人公である鏡はカジノを建設、モンスターの討伐と合わせて 10,000ゴールドため、世界の外へ飛び出す。→
世界の外へ飛び出した主人公と仲間達は今まで住んでいた世界が仮想世界(アースクリア)の中だったことを知る。
現実の世界(アース)は地球と同じ位のサイズの宇宙人(デミス)に侵食され、今にも滅びそうだった。→
さまざまな試練を乗り越え、さらに強力な力を得た鏡は、仲間とともに最終決戦、「デミス」を討ち果たす。→
ハッピーエンド!
といった感じ。
全然ザックリじゃない所は許して。
「レベル999の村人」の良い所(面白いところ)
個人的な感想で良いところ(面白いところ)。
さてこの作品、「俺つえー」だけのかと思いきや、思ったよりも主人公が苦戦(試練、成長)が多い。
「レベル999」で強さカンストしているかと思いきや、レベル999になったときに手に入れたスキル(能力)によって、「経験を積めば積むほど(強い敵と戦えば戦うほど)主人公が強くなっていく」ため、いい意味でダレが少なく、常にハラハラ感を継続させたのはさすが。
まあ、最終的に主人公がなんとかしてしまうのはお約束。自分もそれを期待しているしねw
仮想世界(アースクリア)の中でステータスが表示されたり、勇者が魔王を倒す等の設定はもろドラクエなので、その世代にはツボります。
個人的には好きですが拒否反応起こす方もいるみたいですね。
実は今まで暮らしていたところが現実世界ではありませんでした!って言うマトリックスみたいな世界観とか、現実世界の科学文明の世界観とか、超巨大なラスボスとの最後の戦闘とか、まぁRPG感満載ですわ。
この先どういう結末を迎えるんだろうって言う期待感、ワクワク感みたいなのは読んでいてありましたね。
常に続きを読みたいって気持ちはありました。
「レベル999の村人」の悪い(面白くない)点。
結局全て読み終わった今、記憶に残る事は少ない。
主人公のにいかに感情移入できるかっていうのが、物語を楽しむ上で大事なことだったりするんだけど、この主人公からは諦めない不屈の魂とか、怒りだとか、そういった感情伝わってきたんだけど、正直あまりその感情考え方みたいなのが、掘り下げられて書かれてはいなかった気がする。
両親の死が世界のルールに囚われない主人公の考え方を作ったのだけど、もう少し深く書いても良かったのかなーと。
サブキャラクターたちも結局のところは同じなのかな。
それぞれ個性が際立っているようで、感情移入できてないということは…やはり作られたキャラクターの枠をどうしても出ていなかったような感じがします。
他にランキングの「転生したらスライムだった件」「無職転生」などと比べると、
「もう一度読み直してみよう!」「あのシーンが頭から離れない…もう一度そこだけ読もうかな」
とはなりにくい作品だったかもしれません。
読んでる時はもちろん先が気になって、面白く読んじゃうんですけどね。
レベル999の村人「まとめ」
・RPG風が好きな人なら読む価値あり。
・主人公の成長に共感できる。俺つえー形からは1歩抜きん出た作品。
・恋愛要素はほぼなし。若干ハーレムの気はあり。
・楽しんでは読める。がなろう小説系あるある、とにかく長い。
こんなところですかね。
結構辛く書いてしまいましたが、面白い作品であるのは間違いありません。
読んでみようか迷っている方はお勧めいたします。
それではまた!
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